「マイカーで北海道を走りたい!」
これは数年前に、私が北海道の道東に行ったときに心に決めたことです。
その時は一週間ほどレンタカーを借りて回ったのですが、札幌から離れた観光スポットになればなるほど道外ナンバーのクルマが目につくようになったのです。私の住む東京のナンバーもちらほら!👀
アクセスしにくいエリアになればなるほど、クルマ好きがマイカーとともに旅している割合が増えるのかも…なんて考えながら、道外ナンバーのクルマを見かけては「楽しそう!絶対に私もマイカーで北海道に行くぞ!」という思いを募らせました。
そして2022年夏、ついにチンクさんと北海道に行ってきました!🚗
ちなみに、感想を一言で言うなら…
「もう、レンタカーでの北海道旅行には戻れない!」です。
北海道の雄大な景色の中愛車でドライブするのは、あまりにも最高すぎました!😍
今回は、往路編として、私の住む東京から北海道までのフェリーの予約や料金、実際の船の様子などをレポートしたいと思います!📝
もくじ
往路は太平洋フェリーを利用
往路は、仙台港〜苫小牧港間を結ぶ太平洋フェリーを利用しました。
東京から北海道へマイカーで行く場合、本州から北海道へとつながる自動車専用の道路はないため、必ずフェリーを利用することになります。🚢
東京から出発した際のフェリーの選択肢は、2023年4月現在下記のとおり。
港ごとに、就航しているフェリー会社が異なります。
運行区間 | フェリー会社 | ダイヤ | 乗船時間 |
---|---|---|---|
大洗港〜苫小牧港 | 商船三井フェリー | 19:45発 → 翌13:30着 01:45発 → 19:45着 |
17時間45分 |
仙台港〜苫小牧港 | 太平洋フェリー | 19:40発 → 翌11:00着 | 15時間20分 |
新潟港〜小樽港 | 新日本海フェリー | 12:00発 → 翌04:30着 | 16時間30分 |
秋田港〜苫小牧港 | 新日本海フェリー | 06:15発 → 16:45着 | 10時間30分 |
八戸港〜苫小牧港 | シルバーフェリー | 08:45発 → 16:00着 13:00発 → 20:15着 17:30発 → 翌01:30着 22:00発 → 翌06:00着 |
7時間15分 |
青森港〜函館港 | 津軽海峡フェリー | 02:40発 → 06:20着 05:20発 → 09:00着 07:40発 → 11:20着 10:00発 → 13:40着 14:20発 → 18:00着 17:05発 → 20:40着 19:10発 → 22:50着 22:25発 → 翌02:05着 |
1時間30分 |
大間港〜函館港 | 津軽海峡フェリー | 07:00発 → 08:30着 13:40発 → 15:10着 |
1時間30分 |
東京から一番近いのは大洗港なのですが、
- 事前にネットで調べた感じ、仙台港発着の太平洋フェリーの評判が良かった
- 出発前に北関東で用事があった
- 帰りは大洗港着の商船三井フェリーに乗るので往復で違う会社の船に乗ってみたかった
- とはいえ秋田や八戸、大間まで自走する時間は取れなそう…
以上の点から、往路は仙台港からの太平洋フェリーを選択しました!
太平洋フェリーの予約方法と運賃
太平洋フェリーは、インターネットもしくは電話で予約できます。
乗船日の2ヵ月前の9:00から予約受付開始となります。
料金は、人とクルマを運ぶ場合は、運転者の運賃+車両の運賃となります。
乗船時期、部屋の等級、食事の有無、クルマの大きさ等によって価格が変わってくるので、予約サイトで確認するのが確実です。
乗船日の28日前までの予約・購入で最大50%オフになる早割や各種キャンペーンなども行っているので、うまく使えば通常よりお得に旅行することもできそうです!😉
私の今回の予約は下記のようになりました!
- 乗船区間:仙台→苫小牧
- 船名:きたかみ (19:40発 - 翌日 11:00着)
- 部屋:B寝台(洋室)
- 合計人数:1名
- 合計車両台数:乗用車1台
- 合計金額 :30,400円
- 割引/プラン:片道フルパック
太平洋フェリーでは、いしかり、きそ、きたかみの3つの船が運行しているのですが、私の予約した日程の船はきたかみでした。
どの船も、夜に仙台港を出発し、一晩船内で過ごして、翌日のお昼には北海道に到着!というタイムスケジュールです。
B寝台は、いわゆるカプセルタイプのお部屋で、2段ベットの上下どちらか1ベッドが利用できます。
今回は一人旅(チンクちゃんとの二人旅といいたいところですが😇)なのでお手頃なお部屋にしましたが、2人以上での旅行だったら個室も素敵だな〜と思いました!
車両は大きさで料金が変わるのですが、フィアット500は一番小さい「乗用車5m未満」で予約できます。
コンパクトなチンクさん、こんなときはサイズの心配がなくていいですね!😎
片道フルパックには、乗車日の夜ご飯と到着日(乗車日の翌日)の朝ご飯がついています。
船内のレストランでバイキング形式で提供されるとのことで、試しに体験してみたかったのでこちらをチョイス。🍚
上記の内容で、運賃は全部で30,400円でした!
2週間前の予約だったので早割などの大きな割引はなかったのですが、移動費だけでなくご飯代、宿泊費も含まれると考えると、個人的には思ったよりリーズナブルだなという印象でした!😳
ちなみに、商船三井フェリーの予約は早めに取らないとすぐに満席となり空席待ちになってしまう印象でしたが、太平洋フェリーの場合は、等級の低い部屋であれば商船三井フェリーに比べて割とギリギリの日程の予約も取ることができました。
とはいえ、もちろん日にはよるので、当然ですが旅程が決まったらなるべく早く予約することをおすすめします!👌
実際に太平洋フェリーに乗ってみた!
さて、無事予約ができたら、あとは当日にフェリー乗り場まで行っていざ乗船です!🚗
仙台港到着〜乗船まで(19:00〜19:40)
太平洋フェリーの乗船場所である仙台港の場所はこちら。
東京方面からだと、仙台港ICからクルマで10分程度です。
クルマとともに乗船する場合、仙台港には出港90分前までに到着が必要とのことです。
うっかり乗り遅れたらとっても悲しいので、余裕を持って到着できるようにしましょう!
また、せっかくの船旅、船酔いしてしまっては超超超最悪です。😱
よっぽど船に自信のある方以外は、乗り物酔い止めの薬を多めに用意し、飲んでおきましょう!
私は船酔いにはかなり弱いタイプなので、仙台港に到着してすぐにしっかり飲んでおきました!万が一に備え、予備もたくさん持って乗船しました!💪
仙台港に到着すると、私が予約した船「きたかみ」がすでに到着しています!🚢
乗船車両駐車場にクルマを停め、フェリー埠頭の建物で受付を行います。
予約しておいた情報を受付で伝え、部屋の鍵を受け取ったら、乗船時間になるまで待ちます。🕖
待っている間は、クルマの外にいても大丈夫です。
乗船時間になったら自分のクルマに戻り、係の人の誘導に合わせてクルマごと乗船します!
無事乗船完了したチンクさん。
大型トラックに囲まれて、いつもよりさらに小さく見えます。🚗
乗船させるクルマには、受付時にもらった行き先の記載された紙をルームミラーに取り付けました。
これはクルマの陸送のときと一緒ですね!👀
クルマの乗船が完了したら、ドライバーは客室入口から客室のある階へ移動します。🚶♀️
ちなみに、一度客室のあるフロアへ移動してしまうと、その後下船のタイミングまではクルマには戻れません。
必要な荷物はすべてクルマから下ろす必要があるので、その点のみ注意が必要です!
さて、客室のあるフロアに到着しました!
海をイメージしたのでしょうか、ところどころ青い光がアクセントとなった空間になっていてとってもキレイ!✨
自由に過ごせるロビーが広く設けられていて、ベンチやテーブルもたくさんあります。
海を見渡しながら入れる展望大浴場もあります。
乗船時から入港30分前まで入れるので、乗船中は入りたい放題です!♨️
ランドリーもあります。
自販機も充実。
飲み物のほかに、カップラーメン、アイス等の自販機もありました!
夜中にうっかりお腹がすいても安心です。😋
記念撮影スポットもありました!📷
デッキプランはこんな感じ。
客室のある階は6階と7階で、1階から5階までが車両階となっているようです。
インフォメーションボードには、レストランやショップの営業時間のほか、日の出時間や、本日の船長や機関長、パーサー、シェフの紹介も。
24時間1,078円の、有料のWi-Fiサービスもありました。
利用する場合は出港前に登録が必要とのことで、出港してしまうと携帯の電波がなくなってしまう!と思い出港前にあわてて申し込んでみたのですが、私がこちらのWi−Fiを利用した際は、LINE等の軽微なテキストのやりとり程度であっても全然通信できませんでした・・・。😵
ロビーであればわずかですが携帯の電波が受信できたので、有料Wi-Fiは申し込まなくてもよさそうです!
私の予約したB寝台のお部屋は、入るとこんな感じ。
カプセルタイプのベッドが、向かい合わせに4つずつ並んでいます。
今回の私のカプセルはここ!
コンパクトですがとてもキレイで、寝るスペースのほかに荷物を置く場所があり、壁には小テーブルや鏡、ハンガーなどが用意されています。
もちろん読書灯やコンセントもあって、一晩眠るには十分の設備です!☺️
出港〜就寝まで(19:40〜24:00)
無事乗船が完了し、ここから15時間20分の船旅のスタートです!🚢
出港したらまずは大浴場へ!♨️
船酔いに不安のある私、出港後に大きく揺れたら困ると思い、揺れが少なそうな今のうちに・・・、ソッコーで入りに行きました。
展望大浴場というだけあって大きな窓のついたお風呂だったのですが、夜だったので、外は真っ暗で景色は望めませんでした。😇
大浴場でさっぱりしたらレストランへ!
今回は食事付きのプランにしておいたので、船内のレストランで夕飯をいただきます。🍚
食事付きのプランでなくても、入口の券売機で食事券を購入すれば食べることができます!
食事はバイキング形式になっていて、船の上とは思えないほど豪勢なラインナップ!
揚げ物に、
サラダに、
自家製のお豆腐、
カレーやおうどんといった炭水化物、
飲み物も豊富で、
デザートのアイスクリームまであります!
普通のホテルのバイキングみたいです。😳
船酔いに不安のある私、あまり食べすぎて気分が悪くなっても困ると思い、たくさん食べたい気持ちを抑え控えめにしました。
(バイキングの盛り付けってむずかしいですよね・・・😇)
食べ終わったあとは船内をうろうろしたり、ロビーのベンチでゆっくりしたりして過ごします。
ロビーであれば携帯の電波が少し届いたことと、起きているうちは広い空間でのびのびしたかったこともあり、寝るまではロビーで過ごしました。
眠くなってきたら、カプセルに戻りお休みします。
おやすみなさ〜い!💤
起床〜下船まで(翌7:00〜11:00)
朝になりました!🌅
明るくなった外の景色を見に行こう!と展望デッキへ出るも…
ギリギリ雨は降っていないものの、天気はイマイチでした。笑
雲で何も見えません。😇
もちろん窓からの景色もこのとおり、真っ白です。😇
気を取り直して、朝食を食べにレストランへ。
朝食もバイキング形式です!🍚
朝もたくさん食べたかったのですが、夕食と同じく、あまり食べすぎて気分が悪くなっても困るので自重。
少し休んだら、もう一度大浴場へ!♨️
思ったより揺れが大きくなかったため、船酔いするタイプの私でも問題なく入ることができました。
お風呂から出て身だしなみを整えていたら、もうすぐ苫小牧港着のアナウンス。
は、早い!😳
乗る前はすごく長い乗船時間だなと思っていたのですが、お風呂入ったりご飯食べたりしていたらあっという間でした。
残念ながら天気はあまり良くないですが、無事苫小牧港に到着しました!🚢
船内のアナウンスに従い、クルマに戻り、順番にクルマと一緒に下船して15時間20分の船旅は終了!
ここから、北の大地の旅が始まります!😆
往路編はここまで!
次は、北海道編として、今回マイカーで走った場所をまとめてみたいと思います!🚗